2020年入試問題 傾向分析

令和2年3月4日(水)

令和2年度 入試総評  国語科

1. 出題形式・出題数・今年の特徴 など例年と比較して

出題形式:
標準 小問集合問題  小問集合問題  小説文   古文
裁量  小問集合問題  小説文   説明的文章(裁量問題)   古文
出題数:
全体の設問数は昨年同様。
標準 大問4 設問15 小問28(小問数が1問増加)
裁量 大問4 設問15 小問22(小問数が1問増加)
今年の特徴:
【裁量問題】
  • 裁量問題は昨年同様,説明的文章からの出題で配点は昨年と同じく21点であった。
  • 記述問題の配点が昨年の28点から29点へとやや増加した。
【標準問題】
  • 昨年同様,小問集合形式の形の出題だった。(説明的文章の独立大問なし)
  • 記述問題の配点は26点で昨年からは3点分増加した。
  • 漢字の出題数は11問で昨年からは1問増加した。
難易度:
全体としては昨年並み。裁量問題・標準問題共通の問題で出題された条件作文の配点が8点から5点へと減少し,過去2年よりも取り組みやすい問題となった。記述問題については,昨年よりも字数が増え(昨年55字程度と15字程度を2つの2問から,80字程度と25字以上40字以内を2つ),裁量問題の記述問題については,特に難しく感じた受験生も多かったであろう。古典は受験生が見慣れてない万葉集の長歌からの出題であったが,基礎的な知識を問う問題も出題された。
裁量問題は記述問題がやや難しくなったが,条件作文・小説は得点しやすい問題であったため平均点は昨年並みかやや上がると思われる。標準も昨年並みがやや上がると思われる。

2. 各問に関するコメント(出題分野・出題形式・新傾向・難易度など)

  • 小問集合問題(裁量・標準
    昨年同様,漢字の知識と,基本的な読解力・表現力をみる全国学力テスト的な問題が出題された。
  • 小説(裁量・標準
    記述問題は2問出題された。満点の解答を作成するためには問題文をよくよみ,条件に合うよう正確に記述する必要があった。
      筆者の意図を問題文から読み取る力が必要とされた。
  • 説明的文章(裁量
    答えに関わる箇所をすばやく見つける能力だけでなく,思考力・読解力・要約力を求められる問題が多かった。
  • 古文(共通)
    万葉集の長歌からの出題。韻文自体の出題も9年ぶり(2011年は詩の出題)。

3. 採点基準(問い合わせの結果判明したもの 等)

記述問題では,中間点をとりやすい問題が多かった。(配点が4点・5点・6点の記述問題は、中間点あり)採点基準は基本的に学校判断。

4. 総合所見・その他

1. 平均点は標準・裁量問題ともに昨年並みかやや上がると思われる。
2. 裁量問題では,記述問題の出来不出来が点数に大きな影響力をもっている。
3. いろいろなジャンルの文章が出題され,出題形式もさまざまであった。
   総合的な国語力が要求される。

以上