2020年入試問題 傾向分析

令和2年3月4日(水)

令和2年度 入試総評 社会科

1. 出題形式・出題数・今年の特徴 など例年と比較して

出題形式:
大問4題(は3分野の小問集合)
分野間の出題数は3分野ほぼ同じ(地理21点 歴史20点 公民19点)
出題数:
設問数25問(昨年より2問増),小問数43問(昨年より2問増)
完全解答16問(昨年と同),漢字指定の語句解答3問(昨年と同)
文章記述3問(昨年と同数,全て字数制限なし。配点計6点 昨年より3点減)
⇒語句・記述式解答など記号問題以外の問題総数は32問と昨年よりも増加
今年の特徴:
『今日的な社会事象』の設問(少子高齢化による生産年齢人口の減少や外国人労働者に関する出題)が見られた。
『よく出題される問題の形式』での出題(資料の読み取りの問題,国会の仕事,衆議院の優越,景気変動などに関する出題)が多く見られた。
難易度:
予想平均点は昨年と同様程度。32点程度(昨年は32.0点)。
全体に資料問題がちりばめられているため,時間配分が大事になる。
その他:
道教委の方針通り,今年度も北方領土の問題が出題された。
※北方領土からの出題は9年連続である。 島名とその位置は覚えてください。

2. 各問に関するコメント(出題分野・出題形式・新傾向・難易度など)

 3分野の小問集合問題 <地理7点,歴史7点,公民7点 計21点>
  地理:世界地理(正距方位図法),地形図。
  歴史:古代~現代。イギリス・インド・清の三角貿易など見慣れた図も出題されている。
公民:自己決定権,社会保険,世界人権宣言,難民,PKOなど基本的な語句を問う問題が多い。教科書の太字の部分はしっかりと覚えておきましょう。
 歴史総合(平安~戦後,日本の歴史とかかわりの深い船の図を見て)<13点>
  問1 朱印船貿易の地理的位置を問う歴史と地理の融合問題が出題。
  問5 1861年から1867年における函館港に入港した外国船数の表からイギリスを答える問題・アメリカ船が減少した理由として南北戦争を答える問題など高難度。日本の歴史と世界の歴史との時代背景をつかんだ学習が必要です。  公民総合(三権分立・景気変動)<12点>
  問4 法の支配では,何によって国王や政府の権力が制限されるかを問う記述問題。人の支配と法の支配の理解のみならず,思考力・表現力が問われています。
 地理 <世界地理6点,日本地理8点 計14点>
  世界地理
  問2 フィヨルドやスカンジナビア半島など聞きなれない語句を問う問題。高難度。
  日本地理
  問4 少子高齢化が進む日本は,なぜ労働力不足となるのかを記述。教科書の語句のみならず,理由の部分も理解しておく学習が必要です。

3. 採点基準(問い合わせの結果判明したもの 等)

正答表通り。

4. 総合所見・その他

基礎的な学力を求める1(小問集合)で,確実に得点すること。
分野を問わず,地図上の位置を問う問題が出題された。都道府県の場所は必須である。
複数の資料(表・グラフ)から,国や都道府県を特定する問題が多く出題された。

以上