2017年入試問題 傾向分析

平成29年3月7日(火)

平成29年度 入試総評 数学

1. 出題形式・出題数・今年の特徴 など例年と比較して

出題形式:
標準 小問集合 小問集合 確率 関数 平面図形
裁量 小問集合 確率 関数 平面図形 裁量問題
出題数:標準問題・裁量問題共に大問数は変化なし。
小問数は標準問題変化なし・裁量問題1問増。
今年の特徴:
裁量問題の配点は21点と昨年と同じ。図形と規則性の問題,整数の問題,図形と方程式の融合問題と見慣れない問題が多かった。
昨年よりやや易しいと予想される。
昨年度裁量 35.0点 標準 31.4点
29年度裁量 37.5点 標準 32点
その他:特になし

2. 各問に関するコメント(出題分野・出題形式・新傾向・難易度など)

 小問集合(四則計算・文字式・2次方程式・角度・1次関数・空間図形)
  例年通りの難易度。基本的問題が集まっている。
 小問集合(方程式の文章題・作図・資料の整理・ダイヤグラム)
  文章題は,比例式を作る問題。難しくはないが,「比例式を作りなさい」という問題文が
  少々難解である。ダイヤグラムは北海道入試には珍しいが,計算はほぼ必要ない。
  速さ→傾き,出会う→交点という基本的事項がわかっていれば十分である。
 確率
  余事象を考える確率の問題。穴埋め形式なので比較的解きやすい。確率の題材は数字の
  カードを2枚取り出し,その積や和を考える問題とオーソドックスであった。
  また,確率の説明記述問題が出題されている。
 関数(式・変化の割合・面積)
  式・変化の割合ともに基本レベル。面積は文字座標に関する出題であった。
 平面図形(相似な図形・合同証明)
  相似を用いて長さを求める基本的な問題と,合同を用いて2辺の長さが等しいことを証明
  する問題であった。証明は仮定をチェックしておけば完成する比較的易しい問題だった。
 裁量問題(空間図形と規則性・不定方程式・平面,空間図形)
  難易度は例年通り難しく、図形問題の最後は内心の軌跡である円の弧長を求める問題で
  あった。問題によって難易度差がはっきりしているので,解ける問題は確実に,難しい
  問題は1点でも多く部分点がもらえるように,と割り切って取り組む必要がある。

3. 採点基準(問い合わせの結果判明したもの 等)

※ 中間点のある設問
 問1 比例式が導かれていれば2点
 問4 ア,イ:各1点  ウ:2点
 問1 ア,イ:各1点  ウ,エ:完全解答1点  オ,カ:完全解答1点
 問2 ア,イ:各1点
問2 裁問3 裁問2 裁問2,3 は記述内容に応じて部分点あり

4. 総合所見・その他

 今年の数学も北海道チャレンジテストを参考にした出題や,過去問に類似する問題など,過去に実施されたテストからの類題が多く見られた。
 図形問題の占める割合が6割程度と例年通り高配点であり、今年度は確率が大問1題を占めるという新しさがあった。共通問題部分は年々易しめになってきているので,基本部分は 例年にも増して落とさないことが重要である。

以上