2023年入試問題 傾向分析

令和5年3月2日(木)

令和5年度 入試総評 理科

1. 出題形式・出題数・今年の特徴 など例年と比較して

出題形式:
昨年と同じ形式。
大問5題(4分野の小問集合 生物・化学・物理・地学各1題)
出題数:
完全解答 8問(昨年より3問増)
作図問題 2問(昨年より1問減)グラフ作成,光の経路
文章記述 10問(昨年より3問増)短い記述から長い記述まで様々出題があった。
計算問題 7問(昨年より3問増)数値を読み取り計算する問題が多かった。
今年の特徴:
記述問題と計算問題,完全解答が増加している。 大問毎にみるとの小問集合の学年に偏りがあったが,全体でバランスを取るよう出題されていた。

2. 各問に関するコメント(出題分野・出題形式・新傾向・難易度など)

 小問集合(4分野の基礎問題)<化学・生物・物理・地学各7点 計28点>
4分野とも基本的な内容の設問。中1と中3で学習した内容が幅広く出題された。
教科書の太字になっている語句が中心ではあったが,注意力が求められる箇所もあった。
 生物(肺のしくみとはたらき)<18点>
肺のモデルや豚の血液を使った実験の結果の考察を記述する問題,表から計算してグラフを作成する問題が出題された。論理的な視点で問題に取り組む姿勢が求められた。
 化学(酸化と燃焼,還元)<18点>
実験の数値から式を組み立てる問題が出題され,道筋を立てて考える力が要求された。
 地学(星の見え方)<18点>
月や内惑星についての位置関係と見かけの形を考える複合的な問題が出題された。
 物理(凸レンズと像)<18点>
図やグラフを読み取る問題で考察力が問われた。

3. 採点基準(問い合わせの結果判明したもの 等)

正答表通り

4. 総合所見・その他

数値を読み取るだけでなく,どのように使うのかが問われた。
実験の結果を読み解き,記述していく練習が必要である。

以上